W800とCB1100を試乗してみた。
すっかり月に一度の更新も怠ってしまってすみません。
2月はバイクに全然乗ってなかったので特にネタも無かったんですが、昨日近所のバロンさんでW800とCB1100を試乗してみたのでインプレしてみます。
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W800のインプレ
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【見た目】
スペシャルエディションのせいか黒ベースで締まって見える、というか小さく見える、というか実際車格が小さいですね。これは女性でも扱いやすそう。
バイクというより、オートバイって言葉が似合いそうなクラシカルな雰囲気が好きな人にはたまりませんよね。個人的にはオートバイの方が好きなので好印象です。車格はW650とあまり変わりませんね。
この手のバイクはスポーツするわけではないので、普段着の延長線上で乗っても違和感が無いのがいいですね。
日本のどの風景でも違和感無く溶け込むので、街乗り派にはファッションアイテムとしても手を出しやすいでしょうね。SR400とか乗ってた人が大型免許取得して初めてのバイクに選ぶんだろうなあ。
スペシャルエディションなので締まって見えます。
エンジンのフィンのメッキが余計に目立ちますね。
ノーマル版はメッキパーツが多いので印象がまた違うかも。
キャプトンマフラーは左右出しなのでまとまりもよし。
メーターのフォントがオサレ。見やすいか別にして笑
シートのくびれのおかげで足付きは非常に良いです。
膝でタンクを挟むにはパッドがイイ感じ。
【ポジション】
印象は細い。とくにシートの股の部分が細くて、足付きを向上しています。
座面自体は広めでタックロールのゴツゴツ感は無く、優しい。
あと気になったのはハンドル。思ったより低くて、あれ?スポーツさせるつもりなの?って思った。
見た目も締まって見えるし、必要最低限という感じがして好みです。
ハザードランプが押したり引いたりするバネが無いタイプのボタンで面白かったです。
タンクはW650とあまり変わった印象無し。跨った感じも同じでした。膝パッドは金属の冷たさを感じずに済むのでいいですね。
ギアやブレーキも大きめでガコンっと動く感じ。特にギアが硬めで好みでした。
ステップが結構下に付いているので、膝の曲がりが浅くて楽。ゆったり乗れます。つまり攻めたらすぐ削れるってことですな苦笑
【走行性能】
実際にエンジンスタートすると、静かです。トトトトといった懐かしいオートバイの音。
振動は結構あります。オートバイに乗ってる!っていう味付けなんでしょうね。
スロットルを開けるとグイっと前へ出ようとします。
もっとパワーが無いかと思ってたけど、やはり800CCなので伊達じゃないです。
で、特に走り出しからスピードに乗るまでダダダッと前へ出る感じなので、トルクを存分に感じます。勿論BUELLに比べちゃダメですが、怖くない範囲でぐんっと出る印象。「あ、なんだ、元気じゃん!」と思ったです。高速で飛ばしたりすると多分手が痺れてくるかも。高回転域でどんなふうになるか?
その代わり加速は同じ排気量のスポーツバイクに比べてもっさり。かえって安全でいいんじゃね?笑
タイヤの経は大きめでホイールベースも長いせいか、走りはゆったり。スポーツではなくクルーズ。軽快な鼓動感もあって、オートバイってこういうものだ!って言う想像通りの世界に浸れます。
【ブレーキング】
ブレーキやシフトのタッチは硬め。リヤブレーキはドラムなのでじんわり効きます。フロントは握り込むことで効いてきます。エンジンがツインなのでエンジンブレーキもきちんと使って停まりましょう。四発乗りなんかは怖いって思うらしい(友人談)
【総評】
鼓動感もあって乗ってて楽しく、コンパクトな車体で扱いに懸念を一切感じさせない為、すごく等身大の自分に合わせやすいバイクだと思います。実際にスロットル開ければ800CCもあるんで加速感ありますし、ツーリングで不足を感じることは無いと思います。
なによりオートバイに乗ってる感がすごくあるのがいいですね笑
値段も85万とかなので、初めての大型としても最適かと。かわいいバイクです。個人的には欲しいと思いました。
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CB1100のインプレ
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【見た目】
CB750に近いですね。わりと直線的なデザインで硬派です。
目立つのはまず並列四気筒のエンジン。ぐっと横に貼り出していて主張します。
実際の車格自体は400ccとそんなに変わりません。エンジンだけがやけにデカイです。
日本の伝統のバイク!という印象。
硬派で白いタンクのせいかやけに爽やかですよ笑
片方にだけマフラーが出ています。
シートが結構コンパクトですね。
メーターはただただ見やすさ優先のシンプルさ。
【ポジション】
W800に続いての試乗だったのですが、W800よりコンパクトに感じました。
これおそらくステップ位置がスポーツバイク系の高さのせいと、シートがW800よりやや薄いせいかも。
下向くと明らかにエンジン張り出しててW800より大きいはずなんですが、見た目よりずっとフレンドリーな印象です。
足付き問題無し。ポジションは前述の通りやや窮屈に感じましたが、スポーツバイクですから!と言いくるめられた気分になります。
【走行性能】
エンジンスタートすると、ボボボボという四発特有のシルキーなアイドリング。振動なんて殆どありません。
スロットル開度に合わせて忠実にレスポンスを返しますので、こっちが変なことしなければ従順に結果を返してきます。ホント優等生。コーナーリングも全く癖が無いです。思ったとおりに曲がるのは車体のバランスがいいんでしょうね。W800のようなクルーズ感はありません。いつでもダッシュできるぜという懐の深さを感じるエンジン。
いざグイっと加速させようものならW800とか比べ物にならない加速が空冷エンジンの雄叫びと共に繰り出されます笑 慣れない人は事故の原因になりそうなので注意!つうか空冷四発久々なのですげえ気持ち良いです笑
【ブレーキング】
すごく柔らかい印象。シフトレバーもペダルもすごく軽いです。ふにゃって感じ。
ブレーキは柔らかいけどすぐ効きます。ABS付きの車両でしたが、ABS作動させるような試乗はさすがに出来ないので精度は不明。
【総評】
よくも悪くも優等生。振動も少なく、ポジションもコンパクトなので大型バイクの怖さは一切ありません。
でもスロットルガバ開けすると暴力的に加速するので性能的にも問題無し、というか高回転域の空冷エンジンの雄叫びはやっぱいいですね。マフラー換えたら族車なんだろうけど苦笑
バイクの素性がとても素直なので、どんなスキルの人が乗っても忠実な下僕の如くふるまってくれます。
それが味が薄いとか、つまらないと思う人もいると思います。
僕もW800みたいな味付けの方がオートバイらしいと思うのですが、いざツーリングなんかに行った時はこっちの方が結果的に楽だろうなあって思います。
バイクを道具として見ている方、空冷四発マンセーな方は安心してお乗りいただけます笑
とまあこんな感じでした。
バイクはやっぱり試乗して決めるのがベストというか、絶対必要です。
僕個人的にはW800の方が面白いと感じましたよっと。
2月はバイクに全然乗ってなかったので特にネタも無かったんですが、昨日近所のバロンさんでW800とCB1100を試乗してみたのでインプレしてみます。
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W800のインプレ
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【見た目】
スペシャルエディションのせいか黒ベースで締まって見える、というか小さく見える、というか実際車格が小さいですね。これは女性でも扱いやすそう。
バイクというより、オートバイって言葉が似合いそうなクラシカルな雰囲気が好きな人にはたまりませんよね。個人的にはオートバイの方が好きなので好印象です。車格はW650とあまり変わりませんね。
この手のバイクはスポーツするわけではないので、普段着の延長線上で乗っても違和感が無いのがいいですね。
日本のどの風景でも違和感無く溶け込むので、街乗り派にはファッションアイテムとしても手を出しやすいでしょうね。SR400とか乗ってた人が大型免許取得して初めてのバイクに選ぶんだろうなあ。
スペシャルエディションなので締まって見えます。
エンジンのフィンのメッキが余計に目立ちますね。
ノーマル版はメッキパーツが多いので印象がまた違うかも。
キャプトンマフラーは左右出しなのでまとまりもよし。
メーターのフォントがオサレ。見やすいか別にして笑
シートのくびれのおかげで足付きは非常に良いです。
膝でタンクを挟むにはパッドがイイ感じ。
【ポジション】
印象は細い。とくにシートの股の部分が細くて、足付きを向上しています。
座面自体は広めでタックロールのゴツゴツ感は無く、優しい。
あと気になったのはハンドル。思ったより低くて、あれ?スポーツさせるつもりなの?って思った。
見た目も締まって見えるし、必要最低限という感じがして好みです。
ハザードランプが押したり引いたりするバネが無いタイプのボタンで面白かったです。
タンクはW650とあまり変わった印象無し。跨った感じも同じでした。膝パッドは金属の冷たさを感じずに済むのでいいですね。
ギアやブレーキも大きめでガコンっと動く感じ。特にギアが硬めで好みでした。
ステップが結構下に付いているので、膝の曲がりが浅くて楽。ゆったり乗れます。つまり攻めたらすぐ削れるってことですな苦笑
【走行性能】
実際にエンジンスタートすると、静かです。トトトトといった懐かしいオートバイの音。
振動は結構あります。オートバイに乗ってる!っていう味付けなんでしょうね。
スロットルを開けるとグイっと前へ出ようとします。
もっとパワーが無いかと思ってたけど、やはり800CCなので伊達じゃないです。
で、特に走り出しからスピードに乗るまでダダダッと前へ出る感じなので、トルクを存分に感じます。勿論BUELLに比べちゃダメですが、怖くない範囲でぐんっと出る印象。「あ、なんだ、元気じゃん!」と思ったです。高速で飛ばしたりすると多分手が痺れてくるかも。高回転域でどんなふうになるか?
その代わり加速は同じ排気量のスポーツバイクに比べてもっさり。かえって安全でいいんじゃね?笑
タイヤの経は大きめでホイールベースも長いせいか、走りはゆったり。スポーツではなくクルーズ。軽快な鼓動感もあって、オートバイってこういうものだ!って言う想像通りの世界に浸れます。
【ブレーキング】
ブレーキやシフトのタッチは硬め。リヤブレーキはドラムなのでじんわり効きます。フロントは握り込むことで効いてきます。エンジンがツインなのでエンジンブレーキもきちんと使って停まりましょう。四発乗りなんかは怖いって思うらしい(友人談)
【総評】
鼓動感もあって乗ってて楽しく、コンパクトな車体で扱いに懸念を一切感じさせない為、すごく等身大の自分に合わせやすいバイクだと思います。実際にスロットル開ければ800CCもあるんで加速感ありますし、ツーリングで不足を感じることは無いと思います。
なによりオートバイに乗ってる感がすごくあるのがいいですね笑
値段も85万とかなので、初めての大型としても最適かと。かわいいバイクです。個人的には欲しいと思いました。
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CB1100のインプレ
───────────────────
【見た目】
CB750に近いですね。わりと直線的なデザインで硬派です。
目立つのはまず並列四気筒のエンジン。ぐっと横に貼り出していて主張します。
実際の車格自体は400ccとそんなに変わりません。エンジンだけがやけにデカイです。
日本の伝統のバイク!という印象。
硬派で白いタンクのせいかやけに爽やかですよ笑
片方にだけマフラーが出ています。
シートが結構コンパクトですね。
メーターはただただ見やすさ優先のシンプルさ。
【ポジション】
W800に続いての試乗だったのですが、W800よりコンパクトに感じました。
これおそらくステップ位置がスポーツバイク系の高さのせいと、シートがW800よりやや薄いせいかも。
下向くと明らかにエンジン張り出しててW800より大きいはずなんですが、見た目よりずっとフレンドリーな印象です。
足付き問題無し。ポジションは前述の通りやや窮屈に感じましたが、スポーツバイクですから!と言いくるめられた気分になります。
【走行性能】
エンジンスタートすると、ボボボボという四発特有のシルキーなアイドリング。振動なんて殆どありません。
スロットル開度に合わせて忠実にレスポンスを返しますので、こっちが変なことしなければ従順に結果を返してきます。ホント優等生。コーナーリングも全く癖が無いです。思ったとおりに曲がるのは車体のバランスがいいんでしょうね。W800のようなクルーズ感はありません。いつでもダッシュできるぜという懐の深さを感じるエンジン。
いざグイっと加速させようものならW800とか比べ物にならない加速が空冷エンジンの雄叫びと共に繰り出されます笑 慣れない人は事故の原因になりそうなので注意!つうか空冷四発久々なのですげえ気持ち良いです笑
【ブレーキング】
すごく柔らかい印象。シフトレバーもペダルもすごく軽いです。ふにゃって感じ。
ブレーキは柔らかいけどすぐ効きます。ABS付きの車両でしたが、ABS作動させるような試乗はさすがに出来ないので精度は不明。
【総評】
よくも悪くも優等生。振動も少なく、ポジションもコンパクトなので大型バイクの怖さは一切ありません。
でもスロットルガバ開けすると暴力的に加速するので性能的にも問題無し、というか高回転域の空冷エンジンの雄叫びはやっぱいいですね。マフラー換えたら族車なんだろうけど苦笑
バイクの素性がとても素直なので、どんなスキルの人が乗っても忠実な下僕の如くふるまってくれます。
それが味が薄いとか、つまらないと思う人もいると思います。
僕もW800みたいな味付けの方がオートバイらしいと思うのですが、いざツーリングなんかに行った時はこっちの方が結果的に楽だろうなあって思います。
バイクを道具として見ている方、空冷四発マンセーな方は安心してお乗りいただけます笑
とまあこんな感じでした。
バイクはやっぱり試乗して決めるのがベストというか、絶対必要です。
僕個人的にはW800の方が面白いと感じましたよっと。
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