HONDA CB1100EX Final Editon のインプレッション。

 今日は息子を乗せて少し走りました。
息子曰く、V7 Racerより座面が広いとのこと。
ん?他に無いの?って感じですが、後ろに乗ってるだけだとそんなもんですよね。
あとはいつもの会話

僕「寒くない?」
息子「寒くない」
僕「怖くない?」
息子「怖くない…ねえ、おなか空いた」

体重20kg程度の荷物をものともせず、CBは平常運転です。
安定性とかにほぼ影響なく。無駄にバタつかないのはありがたい。

インプレッションとして特筆すべきことは他の方がたくさん書いてくれているとおり。
僕から言えるのはあくまでV7 Racerからの乗り換えでの視点のみになります。

まず、クラッチレバーがすっごい軽い。
なんか細工されてるんですよね?名前忘れたけど。
僕が今まで乗ってきたどの大型バイクより軽いです。
僕、非力なので軽いと感じるのは特筆ポイントだと思います。

また、クラッチペダルがカコーンと小気味良く切り替わる。
ヌメッとした感触はなく、軽くカコーン。力もそんなに必要なく。
気負いなくクラッチ上げ下げできるのはフレンドリー。
まあ、現代的なバイクなら当たり前かもですが。

次に、シートが上質。
今日ほぼ一日中乗ってましたが、おしりが全然痛くならない。
ノーマルシートでこれはすごい。たぶんクラシカルな凸凹パターンも現代的に解釈されてお尻に優しいつくりになってるのだと思う(絶妙に点で支える的な)

ハンドル位置も肩が張らなくて良いし、乗車姿勢も自然で腰も痛くなりません。
一日乗ってなんとなく全身使ったなって感じの心地よい疲れ。どこも無理してない感じが素晴らしい。

エンジンや出力については乗らないと伝わらないし、散々皆さん言ってると思うので割愛。
とにかく中低速のクルーズが気持ち良いと伝えておきます。

空冷の咆哮?そんなもの聞けません。
咆哮が聞こえる速度域は免許が無くなるレベルだと思います苦笑

一方、運転しててまだ慣れてないポイントも記載しておきます。

まずハンドルがすっごく切れる。
極低速での切り返しやUターンはハンドルロックでターンすると想像よりずっとくるりと回ります。教習車みたいによく回るので逆にまだ慣れません。

同時にタイヤも現代のバイクに比べて細いので、車重と乗車姿勢も相まってバタンと倒れる感じがあります。想像以上にコンパクトに切れ込む。
おそらくCB1100RSだとタイヤがもっと図太いので、こんなひらりと旋回しないはず。
昔の佇まいのオートバイの構成に近いEX特有の切れ方だと思います。これがまだ慣れません。

一方一度決まるとコーナリングはベタっと安定します。
自然なリーンウィズかつ、やや後ろに体重乗せる形になります。とても自然に安定します。

V7 Racerはあんななりで車体全体が大きく回る感じのコーナーリングだったので、差が大きく感じられます。
この辺はツーリングで山道やタイトコーナーをいくつかこなして経験値ためていくと人車一体感が掴めるようになりそう。
よくあるインプレでは「鷹揚」と言われてますが、おそらく現代的なバイクの中ではって話かなと。V7から乗り換えた身としては、だいぶコンパクトかつ現代的な旋回性能だなあと思います。

極低速での取り回し以外は特に重さも感じませんし、怖さも無いです。
ものすごくライダーに寄り添ってくれている気がします。
ある意味乗りにくいバイクに乗ってきた半生なので、ホンダの懐の深さに中年の心は掴まれ癒やされています笑

体の疲れもほとんど出ないし、ホント遠出したくなるオートバイです。

カスタムというより名前書いた感じ。

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