V7 Racer を降りたよという話

 放置しているので読者などいないだろうとは思いつつ、振り返りを込めて独白します。

そのままタイトルどおりV7 Racerを降りました。

V7 Racerに乗った期間は6年余り。長男が生まれた年に購入しました。
距離は4万5000km。よく走ってくれました。僕のオートバイ遍歴の中でも結構乗った方だと思います。

不満といえば6速が無かったり、絶対的なパワーが無くてあと一歩だったりとかあるのですが
そもそもそんなにスポーツするオートバイでも無いので不満らしい不満とはいえません。

さらにいうとイタリア車の印象を180度変えたほど、壊れませんでした。
シールからのお漏らしとか、ゴムパーツの劣化くらい。

特性も穏やかだし、その気になればそれなりに速くも走れる万人にオススメできるオートバイだと思います。

特にエンジンの鼓動感は独特。
オノマトペ的には「ズロロロロロロ」という濁った重厚なサウンド。
とても気持ち良かったです。
速く走らなくても気持ち良い。

そんなに気に入ってるのになんで降りるの?ってなりますよね?

理由は至極単純で乗り換えです。

家族には大変申し訳無いんですが、僕はオートバイから降りられない。
降りてしまったら、きっと喪失感が強すぎてそのままボケ老人になってしまうんじゃないかしら?
僕の人生にとってオートバイは自由や孤独の象徴で、特別な時間で、旅の翼で…とにかく他に替えが利かないんです。
言葉にすると大変チープなんだけど、本当にそうなんだから仕方無い。

コロナになって会社がテレワークオンリーに切り替わって、V7 Racerで出勤する機会もめっきり減ってしまいました。
年齢を重ね、それなりに責任も生じ、オートバイで事故でも起こしたらどんなに迷惑が掛かるか。

降りるべき理由は沢山あるのはわかってます。
実際に、なんで乗ってるの?危ないじゃない?って言われることだってあります。
それは誤解だよなんて言えません。どんなにこちらが気をつけても、実際に事故ったら被害甚大。危ないに決まってる。

降りたら?と言われて年甲斐もなく傷つく自分がいる。
それでも降りたら…多分、ちょっと自分が変わってしまうのは分かる。
そして変わってしまった自分が、おそらく今よりももっと好きになれないことも。
年齢を重ねると幼児退行するなんて言われてますが、色々削ぎ落とされて素直になってるだけかもしれません。

今、週末に息子とオートバイで出かける時間はかけがえの無い楽しみです。
息子や娘が僕のオートバイを引き継いでくれて、一緒にツーリングとか行けたらどんなにいいだろうかって想像してます。自分勝手な妄想ですが、どうしても楽しみなんですよねえ。

こういうライダーは多いんじゃないかしら。よく聞く話だし。
僕だって自分がそんな風に思うようになるとは意外です。若い頃からは想像がつかない。
でも素直にそういう気持ちなんですよね。うん、締まらなくて申し訳ないですが。

大事なことなんで2回言います。
僕はオートバイから降りられない。

そしてV7 Racer、今までありがとう。

ちなみに売却価格は30万でした苦笑

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